英語14位で文句あっか。

中学一年のときから、アンチ・英語文化ヘゲモニーを決めているので、当然英語の成績は芳しくなかった。アメリカ人「ペンパル」の存在を自慢げに明かしたクラスメイトに「ユタ、といえばケント。」といってバカにしたのを告白します。

世界の英語力ランキングは北欧が上位占める、日本は14位
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-20389020110401
「英語力が最も高かったのはノルウェーで、次いでオランダ、デンマークスウェーデンフィンランド・・・アジア地域では、マレーシアが最も高い9位で、続いて香港(12位)、韓国(13位)、日本、台湾(25位)、中国(29位)・・・イタリアとスペインはそれぞれ23位と24位となり、他の欧州諸国に比べて低かった。一方南米では、最も高い英語力を示したのはアルゼンチン(16位)、ブラジル、ペルー、チリ、エクアドルベネズエラはいずれも30位以内に入らなかった。ロシアは32位・・・」

植民地でもないのに14位、いいじゃんか。これを経済力、というのかしら。台湾はすぐに中国に抜かれる、というかもう抜かれてるのか、これ平均だとすると。

そんなに英語の後追いしなくても、という気もするけど、多分日本の問題はコストパフォーマンスの悪さかなあ。まず、英語圏から来た「ただの人」を先生として雇うみたいなことをやめたらいいのに。

漢字の国の「春樹」

<店の名前はズバリ「村上春樹」、中国で営業するパン屋を直撃してみた。>
2011/03/01 05:56 Narinari.com
http://www.narinari.com/Nd/20110315128.html

中国・深センにある「村上春樹」という名のパン屋を取材した記事。
これはそのままで何のひねりもないが、世界の春樹だもの。別に驚かない(中国だし)。我が街花蓮だって、もじった店が少なくとも2軒ある、一軒は学校のすぐそば(行ったことあり)。

ちなみにその名は「村上春宿」という民宿兼レストランで、近所では高級の部類に入る。中国語の発音「宿(su4)」と「樹(shu4)」が似てる、というよくあるチャイニーズ駄洒落。(センスのほどは別として)

もう一軒は市内の鍋屋、「村上村屋」。鰹だしが売りなので「日式」ということだけど、鍋はいわゆる台湾火鍋。

どちらのお店もメニューや、目につくところには反映されていないようだ。やっぱりオーナーが単純に「好きだから」付けたのかもしれない。商標に対する意識、台湾でもいまひとつ薄いので、本を読んだことがなくても、有名ならつけちゃう、って人もいるかも。ちなみにどんな小島の図書館(室)にも「春樹」コーナーがある。

ところでさすがというか、日本の方が同じ便乗にしても商品の作りはちゃんとしてるし、シールのデザインも上手く乗っけて、しかもネーミングのセンスが100倍いい。
ノルウェイの「海苔」、だもの。

一枚200円、40枚、という限定ぶりもしっかり。やるなあ「双葉荘」。

<「ノルウェイの海苔」…見た目も「森」 ロケ地の岩ノリ> asahi.com
http://www.asahi.com/national/update/0228/OSK201102280163.html

台湾お手軽観光コース・花蓮編

花蓮

五日目
朝9時にホテルを出発、10時50分のタロコ号で花蓮へ向かう。1時前に到着してレンタカー屋で車を借りる。花蓮の家はいわゆるあばら屋なので、もし母ちゃんが沈むベッドで寝袋は老体にキツいねぇ。。。と呟いた時のために近所の民宿も下見済み。観光地なので市内から離れたところも民宿だらけ。

昼寝して大丈夫そうなので、民宿はなし。夜は鳳林まで遠出し、月廬でお食事。ここは地鶏の丸焼きが看板メニューで2時間以上前に予約が必要、いえば半分だけ食べて後は持ち帰り用に包んでくれる。他のメニューも地元の野菜を使い、味も外れなし。古民家を改造した山の上にある夜景の綺麗な素敵レストラン。しかし坂がキツい。夜は暗い。今度はもう少しいい車を借りようと反省。帰りに茶梅をひと瓶購入。


鶏は軍手をして手でむしってから食べる。
檳榔の花サラダ
紫米
塩漬け卵と豆腐の炒め


六日目
いつもの朝ごはん屋で豆乳と饅頭。ここのおばさんの感じが良いのと、比較的まんじゅうがおいしいという理由。いつもタロ芋なのは、本物のタロ芋を使っているからで、これが以外と少ない。

11号線を走って河が太平洋へ流れ込む場所へ。強風のため趣味の石拾いは叶わなかったが、花蓮は地層の面白い場所なので、地理学を知らなくても自然の美しさを楽しめる。花蓮は大理石ばかりではないのだ。

その足で自分の大学へ母を案内。ここの良いところはズバリ、自然環境!人口密度は低いし、保護動物のウサギやら雉子やらがいる。で、近所の有機農場で野菜を買って市内へ戻る。

昼、陳記で広東粥。自分はこってりした広東粥があまり好きではないけれど、点心が美味しいのでたまに行きたくなる。蝦餅はワンタンの皮に蝦をゴロゴロはさんで、表面に白ごまたっぷりのあげもの。蒸し餃子や、つまみ系もいけるし、デザートのココナツ小豆ムースがぐっとくる。中華料理はどうしたって広東料理が一番、オイリーでも、なんでも。

農会(農協のような)スーパーで夕飯の材料を買う。農会スーパーは農薬の基準があり、チェックしているという話なので、生鮮食品は殆どここで買う。伝統市場は好きだけど、農薬を確かめようがないのは難点だ。台湾の農会スーパーには普通の売り場の他に、贈答用や、有機食材などちょっと「いいもの」をおくコーナーがある。割高にはなるが安心だし、日本へのお土産選びもいつもお世話になる。母ちゃんは台北で飲んだ杏仁茶が気に入ったと見え、パウダーを買っていた。

胃も疲れて来たので夕飯はあっさり。昨日月廬でお持ち帰りの地鶏と中華セロリの炒め、農場で買ったブロッコリでおひたし、キャベツ炒め、山蘇(葉もの野菜)スープ。

つづく。

台湾お手軽観光コース・台北編

母ちゃんが来たので、珍しく普通に台北を観光、ミーハーなところへ行きたい、という希望を叶えるべく有名どころをささっとめぐる。結構効率よく廻れたんじゃないか、と思う30代と60代のおばさん2人の街歩き、てか買い食いの記録。

一日目
台北駅で待ち合わせ、チェックインして西門「阿宗麺線」をすすり、近くの楊桃汁で口直し。夜することもないので、MRTの通った行天宮へ行き、かなり怪しい占いも経験して「これで1000元かあ」という気持ちのまま、地下道を出たそばの足裏マッサージへ引きずり込まれる。

二日目
朝張り切って善導寺華山市場の阜杭豆乳へ行ったら正月休み「明日から営業開始」の張り紙。すぐそばの永和豆乳へ駆け込み空腹を満たす。塩味豆乳と甘い豆乳、卵入り焼餅、たまご餅(ダンビン)。

天気がいいので遠出することにして、陶芸の街、鶯歌へ。老街をぐるり歩いて博物館へ行く半日コース。老街はほぼいわゆるお土産やで、よく探せば趣味のいいものもあるかなあ、という感じ。柳丁ジュースを飲みながら歩く。今風な陶芸センター?が一番まとまっていて欲しい物も手頃な値段。道端のルーウェイ(醤油煮込み)が美味しいそうだったのでつまむ。豚の血と米を固めた豚血ガオも抵抗なくがっつく母。この後更に腹が減ったとのたまったので、そのまま見つけた適当な食堂で適当に食べる。あまりに適当すぎて記憶なし。

陶芸博物館はただな上に結構面白くて、陶芸好きの親子エンジョイ。2人ともガラクタが好きなので、いいもの見てるうちになんでもいいから欲しくなって、骨董屋へ行こうと話が決まる。

鶯歌

台北に戻り、ディーホア街(乾物街)へ、ここも正月休みであまり開いてないのが残念ながら、杏仁茶片手にからすみ買ったりお茶買ったり。近くの寧夏夜市でごはん。行列の圓環邊オアジェンと決める、ここはオアジェン(牡蠣のお好み焼きみたいなの)よりもミーガオ(おこわ)の方が断然いける。蛤汁もぷりぷりで良かった。別の店で臭豆腐をほおばる母。夜市を出て、道すがら時々見かける焼きたてスポンジケーキを売る店で小さいのを購入。カステラとシフォンケーキの間の子みたい、焼きたてなので美味しい。卵味が強いので古くなるとだめかも。

古亭駅のそばのガラクタやは、フリマ好きなので台北へ行って時間があると必ず寄る。ちょうど欲しい茶碗が見つかったが、どうしてかそれだけ値札がない!店員にいっても店主がいないし売れないと言う。明らかに高価なモノではなさそうなので、落ち込んでホテルへ帰る。

三日目
昨日のケーキとホテルのお茶で朝ごはん。
母ちゃんの一番のご所望故宮博物館へ。9時に行ったのに、中X人観光客ご一行さまで一杯。せっかく国宝見ていても落ち着かない。ガイドに押しのけられるし、トイレに入ったら隣はドアしめないし!げんなり。

大好きな南北宗あたりの焼き物は、一言でいうと中国の芸術にしては思い切り「地味」で「ワビ・サビ」。こんなひどい環境で鑑賞するのに最も適さないお宝なのだ。人酔いしてカフェで休憩。どろどろ客家擂茶と杏仁茶+油条。

そのまま小径を散歩して梅の香をかぎながら、順益原住民博物館へ。もちろんここに中x人はいない、てか誰もいない。台湾原住民の物質文化がコンパクトに分かる素敵な博物館なのに、いつ行っても人はまばらで、毎回3階から地下に降りた時点で寒くてちょうどトイレに行きたくなる自分。

織物が好きな母ちゃんは一階で関連書籍を漁っていた。タロコやタイヤル族の織物は一見の価値あり。わたしも記念に蘭嶼バンダナを購入。

小龍包で有名な鼎泰豊を食べなくても見てみたい、という不思議なリクエストに応えるため、永康街へ。で、並んでるので見るだけにして、永康牛肉麺館へ。旨い、しかも味が濃ゆい。店内にも「ウチは味が濃いから、味薄め油少なめをご希望のお客さんは先に言ってね」と書いてある。母大喜びで塩味牛肉麺の他におかずを頼みすぎ、晩ご飯が入らなくなる。

自分は塩味派

歩けないくらい満腹になり、近くの茶芸館へ。お茶もセンスの良さもさることながら、ここの目当ては品のよい茶菓子。のんびりしてすっかり疲れも取れたところで雑貨を見て、しん園(さんずいに心)でお茶を買うなど。

昼の食べ過ぎですっかり眠くなった母はホテルへ帰り、自分は台北駅東側に並ぶ登山用品店へバックパックの安売りを探しに行く。karrimorの二割引を見つけたので手を打つ。帰りに三越の地下で豆花を買ってホテルで分け合う。

四日目
チェックアウトして荷物を預け、阜杭豆乳へ。案の定すごい行列なれど、店内はゆったり。一緒に並ぶおばさんとしゃべりながら念願の朝飯。竪穴式の窯にくっつけて焼く葱餅を見て、「ナンだね。」と母。その葱ナンと大好きな甜餅を二つ、豆乳二種類を満喫。また台北へ戻り、三民書局でアミ語の教科書を購入。切り絵のデザイン集は欲しいのがなく、母ちゃんの織物系もめぼしいのがない。しかし立ち読みは時間を忘れる。

甜餅


城中市場の愛玉をデザートにひっかけ、散歩がてら二二八公園まで、入り口の梅酸湯も忘れずに一杯。ベンチで語らいつつ、久しぶりにかなりスモーキーな梅酸湯が美味しい。冷えて来たので、台大病院そばの乾麺やへ駆け込んだ。ここ、味は特に美味しくも不味くもないが、台湾にありがちな効率の悪さ極まれる店。人の動作線を全く無視した物の配置で、満員でもないのに客は待たされるし、仕事は増える一方、店員の愛想で頑張る、ある意味「ザ・台湾」を目撃したと言ってもいい。

小雨が降ってやだなーと思いつつ、MRTそばの誠品書店で干支雑貨にハマる母、12個揃える。自分の年のが今ひとつなので紅包だけ買った。さあ、午後は温泉だ!

ホテルの荷物を駅のコインロッカーに移し、身軽になって北投へ。ちょいと金はかかるが上手く利用すればロッカーは使える。駅地下の、台鉄、高鉄乗り場の両脇にある、大きいのも入る。今回は3時間70元のを使用、約一日で490元かかった、取り出し時のコインの準備に気をつけたい。

MRTで気軽に行ける北投だが、自分も初めて。母ちゃん用に小さめだけど良さげなホテルをとった。電話すると北投、新北投の駅までシャトルバスも来てくれる。豪華な作りの風呂付き、居間付き、2人で一泊5720元(11665円)!この旅一番の奮発。日本語はムリそうだけど、英語なら(たぶん)通じそうな荷豊温泉会館 http://www.lotusspa.com.tw/ch/index.asp(HPには一応日本語版もあり)。夕食に鍋を食べたけれど、ホテルにしては美味しいし値段もリーズナブル。ちなみに母ちゃんは鍋の時よく使われる「沙茶ジャン」が気に入ったらしい、これもお土産リスト入り。

豪華部屋風呂で数独に没頭する母


のんびりしてたら4時を過ぎ、ケタガラン文物館を覗いただけで、温泉博物館も地熱谷も5時で閉まってしまった。時間には気をつけたい。

以前は地獄谷と呼ばれていた地熱谷で、地獄っぽく。


そうそう、北投には日本でも取り上げられている「加賀屋」があるのだ。お値段も母ちゃんの飛行機代くらいなのだけど、お客の8割は台湾人という。着物の仲居さんが5人くらいで出迎えてくれる。お土産屋さんに入ってみたら、そこは完全に日本。ゴテゴテした九谷の大きな花瓶を買って行く台湾マダムに遭遇し、ビビって退散。煮卵売りのおばちゃんから試しにでっかいガチョウの卵を買う。日本にはないのでちょっと面白い大きさながら、味は今一つ。日も暮れた。
加賀屋前にて

花蓮編に続く。

懐かしラクトアイス

しばらく遊びに来ていた母ちゃんが帰り、見送った帰りに鍋屋で夕食、
するとデザートにいい感じのラクトアイスがサービスでついて来た。

これ、台湾でも古いアイスらしい。
自分では買わないこういうもの、たまにもらうと嬉しい。
母ちゃんに匹敵する懐かしアイスは、ふがふがして意外と美味しかった。

ガチョウの卵

いまいち大きさが伝わらない写真のような気もしますが、そういえば食べたことがないようなので食べてみました。50元です。

味は、やはり普通の卵(10元)の方がいい。黄身がばさばさしてねっとり感がなく、白身は醤油味のプラスチック消しゴム。

卵売りのばあちゃんに香港から来たんだろ、と言われ微妙な気持ちになります。

北投温泉にて。

旧正月手前の天気

こんなに長い間日記の存在を忘れていたっ!
と思ったところで健忘症の頭フル回転で振り返ってみると、学期末で忙しく、終わったとたんに疲れて死んでた、だけのことでした。

でも昨日は、突然の晴天でばかみたいに暖かかったので、近所の海岸へ行ってみました。強風の荒波で、顔はすっかり塩でべたべたですが、意外と寒くとりわけ湿気の多い花蓮の冬、お天道様が出ているだけでありがたいものです。思わず布団干してしまった。

寒い、暑いの繰り返しが多い天気というのはどうも苦手、しかも今年は例年より随分寒い冬です。

このまま来週はもう春節