台北市「助你好孕」キャンペーン

テレビのない生活なので、人の家や食堂でたまに見るとへー、と思う。

台北市が5月頃「助你好孕(zhu ni hao yun)」という少子化対策を打ち出していたらしく、そのテレビCM。(祝你好運/グッドラック、の語呂合わせなのが漢字ワールド)
http://www.youtube.com/watch?v=_PlldnpD8IQ

かいつまむと、来年1月から新生児一人当たり2万元を支給(ちなみに女性議員から、「2万じゃ退院するまで持たんわい」と突っ込みが入っているが、「坐月子」という母親の産後ケアを重視する台湾では、妊娠から出産にかかる費用は補助金の数倍はかかると見られている。)。今年9月から低所得家庭で5歳以下の子どもがいる場合、毎月2500元の育児手当、来年以降生まれた子どもは1年で3万元を5歳まで、合計15万元の補助が受け取れる。

個人的に気になるのはばらまき、いや「子ども手当」よりも、幼稚園託児所の充実や、「課後照顧」と呼ばれる放課後ケアの中身。とりあえず小学校は7時まで、幼稚園は6時まで延長、だそうだ。とりあえず預かります、ということらしい。

北市「助你好孕」送2萬 催生建國百年小寶寶(2010/05/07 20:20)
http://www.nownews.com/2010/05/07/327-2600588.htm

台湾もこういうことで成功すれば、国際的評価も上がるのになあと思う。
現状はドイツと並んで出生率最下位(日本よりさらに低い)でも、遅過ぎるってことはないし。目指せフランス。

自分は「坐月子」という華人習慣に興味があるので、チャンスがあれば台湾で出産するのも面白いかなあ、と思うことがある(産後ケアを体験したくて生むみたいな言い方ですが)。別に外人だからだめってこともないでしょう。生んでからじゃ遅いので、何の予定もないながら、今から関心を寄せているのです。