台南旅行その4(打ち止め)

墾丁、台東、ただいま花蓮
寝たらちょっと元気になって、しっかり朝飯食って国立公園を散歩。雨ふってないだけでいい気分だ。


台湾は下半分が熱帯気候に分類されるので、こんな小さい国でも植物とかの感じが北と南で目に見えて違う。わたしは門外漢ながら植物はトロピカールな方が好き、果物もおいしいし。珍しい植物を眺めつつ散策して、面白いのがこれ。沖縄でも見られるらしいが「板根」といって、腐葉土に根を深く下ろせない、あるいは地中の湿度が高すぎて呼吸できないためにこんなふうに変形するんだそう。

 
タイトル「ザ・台湾ファミリー/みんな孫に夢中、母は携帯」

ここからまた山道を走る(げんなり)。なんで海ルートやめたかというと「牡丹社事件」(清朝が日本に台湾を割譲するきっかけになった殺傷事件)の牡丹社に寄ろうと思ったから。道すがら四重渓温泉を通り高松宮ご夫妻が新婚旅行で訪れたという有名旅館「清泉」をちら見して通過。http://www.since100hotspring.com.tw/index-jp.htm歴史ある旅館に泊まるのは高そうだけど、お風呂だけなら今度入ってみたい。

で、牡丹社のあたりでドライバーもわたしも軽くふらふらしてきたので、売店で飲み物とお菓子を購入、トイレを借りて休憩。また雨、しかもすごい。事件の記念碑まで着いたのに、全く外に出られないので社内から眺めるだけにした。

ひたすら運転して台東に着いた頃には午後2時過ぎ。さっきのお菓子のせいで昼飯が遅くなった我々は、マックで休憩。こっちのお店は朝ご飯屋は朝ご飯の時間のみ、普通の店は昼と夜の間に休憩時間が入るので、時間を逃すと店がやってないことが多い。会社などもほぼそうなのだが、わたしは忘れがちでよく失敗する。

気を取り直して、途中都蘭まで運転を代わる。道がまっすぐなのでお許しが出た。ここからは海沿いなので、気分良し。旧砂糖工場は今芸術家の作業スペースと土産物屋、カフェなどになっていて、ライブなども行われるちょっとしたアートスペースになっている。ちょうどアミ族の彫刻家シキが展示していた。わたしも何度か会っているけど、彼は不在のようだった。
 工場内はまだ昔のまま。

海の方へ降りて流木を拾って旅の記念にする。やっぱり西の海とも南の海とも違っている、見慣れた東海岸の風景。


本当はどこかでキャンプもする予定だった。(そのためにテント購入した者はがっかり)最後海のそばで、とも思ったけれどこの天気と疲労(年ともいう)を考えて早めに帰路につく。

花蓮に入り、玉里で安通温泉を引っ掛ける。夕方の戸外なので蚊が大群で襲って来た。蚊軍団はかなり恐ろしいものの、お湯質はしっとりして自分好み。小腹を空かせて玉里市内へ入り、玉里麺という陽春麺のようなさっぱりラーメンを夕食にする。とっぷりと日が暮れた。


帰宅。おうちが一番、そう思った居候。