久々蔡明亮。

学生の頃一番印象深い台湾の映画といえば蔡明亮ツァイ・ミンリャン)の「河」だったので、新作「顔(英題Face)」が封切られたと知って、台北へ行ったついでに観てきました。荒唐無稽な話なので説明しづらいのですが、ある台湾人の映画監督がフランスのルーブル美術館で撮影中、夢と現が交錯していく、というもの。あんまり荒唐無稽なので途中で席を立って帰ってこなかった人が何人かいた(笑)!

 予告編 http://www.youtube.com/watch?v=LOMAvnJdeTw


この先若干ネタばれ気味ですが、

ジャン・ピエール・レオーの老けっぷりや懐メロや、ジャンヌ・モローの奇跡の声や、幽霊になった母親の食べっぷり、素晴らしい衣装等々、チマチマしたところが個人的に楽しかったです。

そういえばアン・リーの新作は台北へ行かずとも花蓮の駅前映画館で観れるらしいので、そのうち行こうっと。

ちなみに映画料金についてですが290元もとられたので、高いなと思っていたら、花蓮は映画館に行く人の人口そのものが少ないので、新作でも確か220元くらい、しかも年に1、2度優待期間(一ヶ月間100元!など)があるのでした。メジャー作以外来ないわけだ、花蓮に。