ipod touch or ipad?

今日はたぶん在台中国語学習者にしか頷いてもらえない話です。

友人がiPod購入を検討中という、実は自分も考えている。
今までは特に必要性を感じなかったんだけど、図書の検索に便利だと気付いた。
これでカメラ付きなら即買い。

ひとつ:図書館でいつも本を探すのに、自分の席から遠く離れた「けんさくくん(検索用PC)」(と呼んでます)へ行くのが面倒だ。
怠惰だとは思うけど、使う書棚からほんとに遠いのと、荷物を置きっぱなしにするのがいやなのだ。そんないちいち荷物抱えて移動なんかできない。だから図書館内で「タッチ」は大活躍(の予定)。そのままウェブ上で書誌情報を管理すれば、メモもしなくてもいい。もちろん電子辞書も一体にすれば、荷物そのものが減る。

ふたつ:学校の「けんさくくん」は外人に優しくない。
デフォルトの言語設定はもちろん台湾中国語(正体字)で、打ち込みには「ボポモフォ」と呼ばれる独特のシステムを使用している。台湾人はふつうこれで字を打つ。日本語のひらがなやルビのような役割だ。が、中国人や世界の中国語学習者が使用する「ピンイン」ではないので、何が優しくないかというと非ボポモフォ使用者は言語設定パネルを開いくところから自分でやらされる。そしてわたしはウィン・ユーザーでないので初め大変困った。そして図書館員含む普通の台湾人はピンインが何かもよく知らないので、ヘルプが期待できない。覚えれば難しくはないのだが、こういう不便を受け入れさせられ続ける、というのは腑に落ちない。

以下文句:
だって、教育省は外人に教える中国語は全て「ピンインで」というお達しをだしている。それ自体は合理的な判断だけど、ここは台湾。自分で教えといて、あとのフォローが一切ないのもお上のやることっぽい。

例えば我々が周りの台湾人に読めない漢字の発音を尋ねるとする。相手はこっちが読めない記号でふりがなを書いてくれる。。。中級以上か、日本人のように漢字に強ければ別の手も考えられるが、そういう外人ばかりではないのだ。これには中国語教師も冷淡で、「よーく相手の発音を聴いて、自分でピンインにしろ」というが、普通初心者にそれは難しい注文だし、逆に超耳が良くて正確に聞き取れてもかえって問題じゃなかろうか。考えてもみよう、世界の中国語話者の多くは多かれ少なかれ訛りがあり、彼らの中国語がいわゆる学校で習うものと同じ、だと思ったら大間違いだからである。

というわけで、上に文句を言っても事態の改善が見込めない場合、このようにしゃくだけど個人的に金で解決、という方法もある。図書館だけでも大活躍が期待できるiPod。世界の留学生や本を読む外人にはこの使い方は共通して便利なものと思う。なのにipad登場でますます胸きゅんな今日この頃。あの画面は絶対わたしのiBookより目に優しい。いかん、リンゴに踊らされてる。。。しかし踊ってると楽しい。