七脚川 事件

学期間の休みも今日で終わり。
明日からまた学校だ。ずっと村にいたけれど、写真も結構撮れたし、少し作文もしたし、新しい人とも知り合えたし。有意義でござんした。
昨晩は友人の旦那さん(ダンサー)が出演する公演を観に。

今年100周年を記念する「七脚川 事件」がモチーフの歌と踊り。七脚川(原住民の言葉で チカソワン、現在の花蓮吉安あたりの地名)事件とは、ごく簡単に1908年から始まった抗日反乱の総称と言っていいでしょうか。今年は花蓮で関連行事がたくさんあるはずです。

この事件については台湾でもここ10年ほど認知度が高まってきたものの、霧社事件牡丹社事件ほどには有名でなく、数名の友だちに訊いたけれど教科書にもちょっとしか載ってないからよく知らないとのこと。私も花蓮に来て初めて耳にしたのですが、日本語の資料は少なくともネット上では見つけられなかったし、イメージが湧かなかったので昨日の公演は行ってよかった。結局チカソワンの人たちは散り散りになって、終戦を経て新しい部落に落ち着き、今はそこでの暮らしを大切にしながら故郷を想う、というような希望のある終わり方。
撮影禁止なので雰囲気をお伝えできず残念だけど、演出も凝ってたしやっぱり阿美の踊りは華麗です。

花蓮は日本統治時代の名残を強く感じる土地でもあるので、タロコ観光だけでなく(ちなみにタロコ開発も原住民討伐とパラレル)事前に少し情報収集してから旅行すると、歴史マニアでなくともいろんな楽しみ方ができますよー、ってことを今後もちょこちょこお伝えしたいです。