『あるスキャンダルの覚え書き』(Notes on a Scandal)

を先週観ていて、ジュディ・デンチ先輩(と呼ばせていただきます!)演じる「怪物妄想老乙女」っぽい人いるかも、って現実の顔が浮かんだりしてしまい、あながちそれが名演技のせいとばかりもいえないあたり、病んだ世界に住んでいるのだなあ自分も、と。繊細で流されやすいケイト・ブランシェットにも、おばさんの方にも同時に感情移入してしまう危うさ。
またもやまんまと映画の策略にはまってしまった、「だけ」なのかもしれないけれど。
たとえばこういう高度に文化的な娯楽をいつでも享受できるのが東京の良さですが、30年以上続けてきたせいか、そろそろ限界かなと思うことが増えてきました。じゃあどうする?どうしよう?というところで、人間が試されるのでしょうが。
とりあえず栄養剤でも飲みます。