会場にて文句たらたら。

昔から「おじさん」は好きだけど「オヤジ」は嫌い。「おじさん」はかわいくなければならないし、それなりに知性とか教養とか経験とか、世間一般に求められること。それ以上にそういったものをひけらかさない(かなり難しい)慎み深さとかユーモア(ダジャレは含まない)とか。たぶんわたしはこのまま不機嫌に歳を重ねていくだろうから、万年思春期と更年期障害を足して2で割ったおばさんになって周囲に疎まれるよりは、いっそチャーミングなおじさんになりたい。と下らないことを思っていたら、とある写真展の会場に「オヤジ」出現。細君かどうかは不明の「女」(しかしよく釣り合っているオバはん)に向かって大きな声で解説をはじめた。写真を撮る人らしく、「オレはこんなの撮らねえ。」「アングルもくそもねえな、色ばっかし綺麗ならいいと思ってよお。」言っていることが的を得ていれば多少下品でも気にならないが、試しに彼のコメントをいくつかなぞってみた結果だいぶピントが外れているようなので、やかましいことだし早々に退散した。とにかくね、やかましいってのがどうも。頭痛が悪化するから。