別れの季節なのだ。

近頃私用と健康問題で慌ただしく、気付いたらルームメイトのリナが国へ帰る日が近づいていた。
彼女が台湾に来てから1年寮で同室、わたしが引っ越してもくっついてきて一緒に住んだ。つまりほぼずっと一緒に暮らしたので、(男ともこんな風に暮らしたことないぜ。)「友だち」も軽く超えた感じがある。

普通には絶対に知り合わない、知り合っても親しくなりそうもない人たちと仲良くなれたのは、神様のおかげとしか言いようがない。

英語も中国語も幼児レベルだったリナ。初対面で全く言葉が通じず、「ワタシ、アナタ、ゴハン、タベル?」ってジェスチャーで暮らしていた!ことを思うと、テレビで好きなドラマを楽しめるようになったんだから、成長したねえー(泣)。

甘やかされた東南アジア金持ち華僑キッズたちに混じって、一人倹約生活をしつつ、自分のことより人の手伝いを優先してたら損しちゃうようなお人好しだ。だから仲良くできたのだ。

さて、彼女の置き土産は何かというと、冷蔵庫に残っていた大量の紫米。ちなみに糯米です。
そういえば出発の朝早くからゴソゴソしてると思ったら、この米を甘ーく炊いてインドネシアおやつをこさえていたのである。
タッパーいっぱいの紫糯米。リナらしい贈り物なので、ありがたくいただく。

あとは冷蔵庫に残した野菜やら、食べかけのゼリーやらを「くれる」という。。。センキュー。
もう家に帰ってもヘンテコな日本語で「オガエディー!」と言ってもらえないのはちょっと寂しい。
ぜひいつかジャカルタへ行きたい。再見なのだ!